2009年03月09日
地盤についての安心
(1) 概要
地盤調査とは、建築物の着工に先立ち
お客様の土地を地質学的と土質工学的に調べることです。
住宅建設の地盤調査は、地盤が建築物を安全に支持できるか
支持するためには どの程度の不同沈下が予想されるのか、
また支持できない場合は
安全に指示するための方法を技術的に調べることを目的として調査します。
調査方法には、ボーリング、サウンディング、サンプリング、
土質試験などがあります。
住宅の地盤調査では、
先端がスクリュー状になった棒を回転貫入させる
『 スウェーデン式サウンディング方式 』 ※ が一般的。
( 当社も スウェーデン式を導入しております )
地盤調査をすることにより 軟弱地盤であることが確定したら、
地盤が安全に建物を支持できるように地盤改良を行います。
※ スクリューポイントを取り付けたロッドの頭部に1kN ( 100㎏ ) まで荷重を加えて
ロッドがどれだけ地中に貫入するかを測ります。
貫入が止まった後 ハンドルに回転を加えて さらに地中にねじ込み、
25cmねじ込むのに必要な回転数を測定。
その結果を基に 地盤の強度を判断します。
【 不同沈下とは 】
軟弱地盤
土の埋め戻しが不十分
盛り土内にガラが混入
旧水路の埋め戻しが不十分
【 地盤改良の種類 】
・ 柱状改良
専用の機械を用いて 地中にセメント系固化材を注入、
さらに攪拌 ( かくはん ) することで
直径60㎝等の円柱形の改良体をつくります。
建物荷重と地盤のデータから計算される必要深度まで改良体をつくることで、
支持力の確保と沈下の防止を約束します。
・ 鋼管杭
地下深くにある支持層で建物を支持させることができれば安心です。
高層建築物等で施工される杭基礎。
鋼管を地中に圧入し、支持層まで到達させます。
・ 表層改良
軟弱層は建物を支持させる支持力もなく、
圧密沈下により将来の不同沈下による建物不具合の
発生原因となります。
その原因となる軟弱層をセメント系固化材を混ぜて固くすることで、
建物を充分支持できる地盤をつくることができます。
( 注 : 工法上、深度は2m程度に限られます )
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